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国によるビールの考え方の違い |
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ビールとは、麦芽と酵母、水、ホップなどから造られる醸造酒である。ビールの味が、これらの原材料の違いによって変わってくることは前ページで述べたが、ビールに対する考え方というものも、各国によって異なってくるようである。
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イギリスのビール イギリスのビールは、ほぼすべて上面発酵タイプのビールである(私の知る限り)。炭酸が少なく、生温いというイメージを多くの日本人が持っているようであるが、まぁ、それは事実ではあるのだが、誤解でるとも言える。つまり、日本のような湿気の多い、ジメジメとした気候で、炭酸の少ない常温のビールを飲めば、マズイと感じるのは当たり前だろう。しかし、常温といっても、それは部屋の温度という意味ではなく、14℃から16℃ということである。しかも、イギリスは一年を通してかなり寒い。そうした気候であれば、ビールをグビグビやる習慣(つまり炭酸が多いビールは好まれない)も生まれないだろうし、無理にキンキンに冷すよりも常温がビールを味わうのに最適な温度ということになるのが自然の摂理となる。ちなみに、これは個人的な意見であるが、炭酸が少なく、常温のビールの方が、麦芽本来の美味しさをしっかりと味わえると思う。麦芽をしっかりと味わいたい人にはイギリスビールがお薦めである。 |
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ドイツのビール ドイツでは、「ビールは大麦とホップ、水以外のものを用いて醸造してはならない」という、1516年に施行された「ビール純粋令」という法令がある。ここまで厳密にやるのは、さすがドイツという感じもするが、これにより、ドイツビールには統一化された方向性があるといえるだろう。しっかりとした味わいはあるが、のど越しがよく、キレのある後口と表現できるだろうか。お馴染みのラガービールをはじめ、酸味の高いベルリーナヴァイセ、小麦を使ったヴァイツェンビール、そして甘味の高いボックや真っ黒なシュバルツなど、タイプはさまざまであるが、基本は透明感の高いスッキリとした味わいである。強いビールは苦手だが、いろいろなスッキリとしたビールを味わいたい方には、ドイツビールが最適だろう。 |
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ベルギーのビール ドイツとは対照的に、ベルギーでは小麦やフルーツ、ハーブ、スパイスなどを使った多種多様なビールが存在する。ベルギービールの特徴は、その多様性(ブルワー一人ひとりが違うタイプのビールを作っている)とアルコール度数の高さ(10%前後もある。甘味も高い)と言えるだろう。ベルギービールは一口では表現できない。とにかくいろいろ味わってみるしかない。よって、いろんなめずらしいビールにチャレンジしたい、あるいはワインのように強いビールを味わいたいという方に最適だろう。しかし、ビールだからといってグビグビ飲むと、思ったよりもスゴク酔ってしまうので気をつけるように。 |
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アメリカ/日本のビール どちらもビールの伝統を持っていないため、マーケティングオリエンテッドのビールが主流である。現在では、ライト&ドライテイストの味が全体的に好まれているようだ。日本の発泡酒は、その究極形といえるかもしれない。ただ、同時に地ビールのような個性的なビールを好むユーザーも若干ではあるが増えてきている。しかしながら、そんな奇特なドリンカーは、アメリカで全体の3-5%。日本には、1%未満しか存在しない。GBLの私たちは、奇特な存在なのである。 |
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フランス/スペイン/イタリアのビール これら3国は、ワイン圏である。自国で醸造しているビールには、あまり質の良いものは存在しないようだ。 |
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