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第3回阿佐ヶ谷ビール試飲会開催!去る6月13日、阿佐ヶ谷のリカーショップ升要様にて同社主催のビール試飲会が開催された。今年で3回目となる由緒正しいローカルなビール試飲会である。(ローカルなビールフェスティバルのお話しは以前にしていますよね!) ちなみに、第1回目は、『世界のいろいろなビールを知ろう!』ということで、小麦ビールやフルーツビール、修道院ビール、さらにはクリスマスビールなど、輸入ビールを中心に10種類近く試飲した。第2回目は『夏に飲む爽やかなビール特集』として、ヴァイツェンやベルリーナヴァイスなど、小麦ビール系を中心にした試飲会となった。 今年は第3回目ということで、より発展した試飲会にしようと最初は考えていた。しかし、世界のビールを紹介した一昨年、『これらはビールじゃない!』『やっぱり日本のビールが一番美味しい!』などの意見が多く寄せられ、まだ日本の消費者にとって世界のビールは馴染みのないものであると考えていた私は、今回、あえて日本のビール問題の原点に帰ることにした。すなわち、ラガービールである。テーマは『ラガービール。その豊かなバリエーション (副題)--ラガービールVSピルスナービール--』。 ラガービール、あるいはピルスナービールは、日本で一番多く消費されているビールのタイプであるが、そんなラガービールの中にもいろいろなバリエーションがあることを紹介しようと思ったのである。そして同時に日本でいつも話題になるラガービールとピルスナービールの違いを正確に知ってもらおうと考えた。これは、一見、第1回目&2回目の企画と比較すると小さすぎる一歩であるが、逆に奥深いビール世界へと誘うより確かな一歩となるであろうと考えたからである。 というわけで、6月13日(水)19:30。私を含め、16名の方々にご参加いただき、会はスタートした!(写真は会場風景)そして今回試飲したのは、以下の7種類のビールである。
キリンラガービール 日本で最も古い歴史をもつビール。1888年誕生。豊かなコクと心地よい渋みのうまさで、ビールの醍醐味を追求。 アサヒ・スーパー・ドライ 「苦味の強いビールから、軽快ですっきりとしたビールへ」というキャッチで、1987年に誕生した辛口・生ビール。以後、日本の主流になり、単独銘柄でシェアNo.1に輝くビール。下面醗酵タイプのビール。通常はアルコールに変わらない糖分であるデキストリンを、酵素の助けを借りて醗酵させ、ドライな味わいにした世界初のビール。 モルツ・スーパープレミアム 4月17日に新しく発売になったビール。新しく、といっても実は、このビールは、1989年、サントリー武蔵のビール工場のミニブルワリーで誕生し、地元武蔵野市および味にこだわる料飲店だけで発売されていたビールである。素材も最高のものを使用するだけでなく、製造法にもこだわったボヘミアン・ピルスタイプのビール。サントリーに言わせると、通常のビールに使用するホップの約2倍。「華やかな香り」「キレの良い苦味」が特徴。
エチゴビール 日本の地ビール第一号は上原酒造がつくったエチゴビール。ピルスナービール発祥地のチェコスタイルを追求したモルトのコク、ホップの爽やかな香りと苦味のある本格派ビール。 ピルスナーウルケル 下面醗酵タイプのビールで『ピルスナーの元祖』。1842年、チェコではじめて醸造。世界中のピルスナービールのお手本となっているビール。 自家製ビール ミュンヘンモルトとクリスタルモルトを使用。ホップにはイギリス産のファグルとチヌークを使用している。酵母入りのピルスナービール。 ブルックリンラガー 禁酒法以前の伝統製法による本格ビールを蘇らせるために創業した、ニューヨーク州ブルックリンのマイクロブルワリー、「ブルックリン・ブリュワリー社」の地ビール。1992年の「グレートアメリカンビアフェスティバル」のアンバーラガー部門で金賞受賞。 なんか、当たり前のようなビールも入っているが、こうしたビールさえ、同時に真剣に飲み較べるという機会は少ない。このビールは他のビールと較べてどうか、また逆の場合はどうか、といったことをひとつひとつ検証しながらの試飲会となった。 んでもって、約1時間ほどかけて一通りの試飲が終わった後に、『どのビールが一番好きだったか』また『二番目に好きだったビールはどれか』というアンケートを取った。
詳細は上記の通りである。これら試飲ビールの中で、ナント!一番味が濃い(というか個性的な)ブラウンタイプの『ブルックリンラガー』が、16人中8人の支持を受け、堂々の1位に輝いたのである。二番目に好きだったビールでも、地ビールであるエチゴビールが5票を獲得して最多であった。そしてキリンビールは、0票。スーパードライも合計で3票しか獲得できなかった。 一昨年は、個性的なビールを紹介し過ぎ、結局、スーパードライがダントツの第一位に輝いて、ガクッ!!と来たが、今回は輸入ビールがダントツの第一位となり、私の思惑通りとなった。(ヤッター!)。しかも、『スーパードライってこんなに味がしないビールだったんだ』『エチゴビールやブルックリンラガーは香りや味がすごい豊か』などの意見をもらうことができた。これをキッカケに、より奥深いビール世界への探求がはじまってくれると嬉しいのだが。。。(一昨年の試飲結果はこちらへ) また、今回の試飲会用に、西日本ビアテイスター倶楽部の井上泰明氏(日本地ビール協会認定マスタージャッジ)からザーツやハラタウのホップエクストラクトを提供していただいた。ザーツやハラタウは、ピルスナービールを醸造する上で欠かすことのできないホップである。これらのホップの生の香りとそれらのホップが実際に使用されているビールの香りを嗅ぎ較べるなど、貴重な体験をすることができた。井上氏、ありがとうございます。 ちなみに約1時間の試飲会と講習が終わった後は、主催のリカーショップ升要様のイキなはからいによって、ランビックやゴールデンエールなど輸入ビールがほとんど飲み放題な状態。それに加えて、ソーセージやタコのお好み焼き(タコが入ってるのでタコ焼きらしい)、鮑の炊き込み御飯など、数多くの美味しい料理が提供されて、大宴会へと突入した。ちょっとまじめな試飲&講習会と引き続いて行なわれた大宴会で、非常に楽しい夕べとなった(たぶん)。翌日は、皆そろって二日酔いになったことは言うまでもないだろう! えっ?ラガービールとピルスナービールの違いはどうなったって?以下を参照されたし。
結論: 日本ではビールの本場ドイツというが、実際に日本で飲まれているほとんどのビールがチェコタイプのピルスナービールである。ドイツで飲まれているビールは、世界的には非常にマイナーでローカルなタイプである。 ―――END |
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