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スペインビール事情ビールといえばドイツ、チェコ、イギリス、ベルギーが有名である。スペインで造ってるビールなんてマオーくらいしか知らない。しかも、日本で飲めるその瓶ビールはいつも劣化していてものすごくまずい!だから、スペインを訪れる前、ビールにはまったく期待していなかった。 ところがである!私は今度の訪問で、スペインこそビール王国かもしれないと思ってしまった!! 街のあちこちに、気軽に入れるBAR(バル)があり、そこにはキンキンに冷えた生ビールが置いてある。そして嬉しいことに、どの店でもグラスを冷凍しておいてくれているのである(おかわりしても新しい冷凍グラスを使ってくれる!)。しかもビールは量によっても異なるが、だいたい一杯が100ペセタ〜170ペセタ(日本円にして80円から136円)という安さ!!ヨーロッパに来たらワインをメインに飲むつもりだったが、ビールばかり飲んでしまった。 えっ?スペインにどんな銘柄があるのかって? 主流はSan MiguelとKronenbourg 1664。この2つで60〜70%の市場を占めているのではないか?と思うくらい、どの店にも置いてあった。また、グラナダではAlhambra、バルセロナではEstrella Dammという銘柄がメジャーであった。他にはマオー、Buckler、Aguila Amstelといった銘柄も目にした はっきり言って、スペインで醸造されているマオーなどは、瓶で出してもらったが劣化していて美味しくなかった。飲んで美味しかったのはやはり、生ビールでサーブされるSan MiguelとKronenbourg 1664だった。そしてこれらは外国のメーカーである。San Miguelは香港で、Kronenbourg 1664はフランスのビールだ。 であれば、なぜスペインはビール王国なのか。 確かにスペインでは美味しいビールは醸造していない(断定はできないが)。しかし、スペインは少し歩いただけで汗だくになるくらい暑い。そして同時に湿度が非常に低い。というわけで、その乾燥した気候がビールを飲むのに最高なのである。 もちろん、日本も暑いよ。でも、湿度が高いから汗がすぐに乾いていかない。キンキンに冷えたビールを飲んでもお腹がガボガボになるだけ。日本のような夏にはもっと酸味が効いている白ワインや日本酒の方が適していると考えられる(オイラだけ?)。 San MiguelやKronenbourg 1664は、ライトタイプのラガービールであり、それ自体はビールとして美味しくないとされている。しかし、このスペインの地中海性気候に置かれた私の身体にはベストマッチだった。 PS:スペインではビールのことをセルベッサという(スペルは知らない)。そして日本に帰って来てから知ったのだが、生ビールはカーニャというらしい。カーニャという言葉を知らなかった私たちは、サルベッサと言いいながら同時に手でサーバを引くまねをして生ビールをオーダーしていた。。。 写真(上):プラド美術館前のバル。大量のハモンセラーノと生ビール。写真(下):バルセロナのレストラン、Los Caracoles。天井からたくさんのハモンセラーノとイベリコがぶらさがっている。 ―――END |
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