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コドルニウのワイナリーについに到着! コドルニウのワイナリーは広大で、しかも美しかった(写真参照)。突き抜ける空と水平線に広がるブドウ畑。そして南スペインの白い瀟洒な感じとガウディの近代性が合わさったような建築物。ここで、どのようにしてCAVAが作られているのか、ツアーの前からワクワクものであった。
受付をすませてロビーで待っていると、他のツアー客も次第に集まって来た。最終的には30人ほどになったであろうか。私たち以外は全員西欧人だった。ヨーロッパの観光で、こういうことはめずらしいのではないか。CAVAを日本に広めたいと思う反面、このツアー客が日本人だらけになっても寂しいな、などと勝手なことを思ったりしてしまった。 20分ほど待つと、人数がそろったのか、ついにツアーがスタートした! まずはじめにCAVAの歴史や醸造方法、またコドルニウの歴史などについて、10分ほどの映画を見た。これはスペイン語だったが見てるだけでも楽しかった。言葉はわからなかったが、なんとなくドラマチック仕立てになっているのがわかる。しかし、こんなミニシアターを作ってしまうとは、さすがにスペイン最大のCAVAメーカーだ。 映画を見終わると外に出た。敷地内には噴水や池などがあり、その脇を通り抜けて地下セラーへの入り口の前に来た。入り口を覆う屋根の四隅に年号が書かれている。ここはちょっとしたモニュメントらしい。ツアーを引率する女性の方がスペイン語なまりの巻舌英語で説明してくれた。 1551年 Don Jaume Codorniu氏が遺族にワインセラーや圧搾機、樽、大桶などを贈った。ここからコドルニウ家の450年のワイン作りの歴史がはじまったのである。(実際には、この年以前からブドウ作りとワイン造りを行なっていたらしいが、公文書として残っている最古のものが、この時の遺言状であるという。それ故、1551年がCODORNIU. S. A.の創業年とされている)。 1659年 Dona Maria Anna Codorniuが、Don Miquel Raventosと結婚。彼女がRaventosと結婚したため、コドルニウの名は途絶えてしまった。そのため、現創業一族はRaventos一家である。Annaはコドルニウ家最後の人物となったが、敬意を表して彼女の名前を冠したCAVA、Anna de Codorniuがリリースされた。 1872年 コドルニウ家の当主、Don Josep Raventosがスペイン最初のCAVAを作る。カタリューニャ地方では、19世紀を通じて多くのワイン醸造家が瓶内2次発酵方式、つまりシャンパーニュタイプの発泡性ワインの醸造にチャレンジしてきた。そしてこの年、ついにコドルニウ家がその醸造に成功したのである。7年後には6ダースほどのCAVAが作られるほどになったという。 1885年 Don Josep Raventosの息子、Don Manuel RaventosがCAVAの商業化を決断。本格的な生産がはじめられた。氏のCAVAにかける情熱はすさまじいものだったらしく、1894年には、アントワープ(ベルギー)の万博で金賞を受賞するまでに品質が向上した。そして同年、コドルニウは、王室御用達メーカーに指定された。以後、今日に至るまで同社はCAVAのNo.1メーカーとしての地位を保ち続けている。 ところで、少しややこしい話であるが、当初、CAVAはシャンパンと表示して販売されていたそうだ。これは当時は名称の規制が定められていなかったためである。1970年になると、発泡性ワイン原産地統制呼称準備委員会が結成された。カタリューニャ地方は、1972年に原産地統制呼称地に昇格。そして1986年、スペインのヨーロッパ経済共同体への加入に伴って、“CAVA”の呼び名に統一されるようになったのである。 すすむ〜! 戻る! |
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