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いよいよ泡の芸術ができあがるさぁ、ここからがCAVA(瓶内発酵・熟成)への重要なプロセスである。 5. ワインのブレンディングが終わったら、ボトリングである。その際、糖度の高い濃縮果汁とイーストを一緒にボトルに詰めて、プラスティックキャップをはめてから王冠で密閉する。 6. 地下蔵(La CAVA)で瓶内発酵をさせる。ちなみにCAVAは女性名詞の場合は穴蔵、転じてワイナリーを意味し、男性名詞の時にお酒のカバを指すという。 さて、この地下蔵で寝かされる際、糖分が酵母菌の力によってアルコールと炭酸ガスに変わっていく。法定の瓶内熟成期間は9ヵ月であるが、コドルニウでは2年〜5年も熟成させるという。これだけの年月をかけて、ワインはここでCAVAになるまで成長していくのだ。 7. 発酵が終了し、熟成していく過程で、瓶内に澱が沈澱する。しかし、通常飲む発泡性ワインに、こうした澱はない。では、どうやってこれを取り除くのか。一通りをとりあえず説明すると、下の写真のように瓶を徐々に逆さにしていって澱を瓶口に集め、取り出すのである。 地下蔵の中には、こうしたいろんなポジションのボトルを見かけることができた。
8. 瓶口に集まった澱、言い換えればプラスティックキャップの上に堆積された澱をどうやって取り出すのか。 下図のように澱が溜まった瓶口だけを冷凍液に浸けて凍らせて、瓶のポジションをもとに戻す。そして外側の王冠をはずすと、瓶内の圧力で凍った澱が飛び出る、という仕組みである。
9. 澱が飛び出して内容量が減った分、リキュールと白ワインを加えて補う。このリキュールは“旅たちのリキュール”といわれており、白ワインと砂糖を足したものである。リキュールの糖分加減によって、brut、dry、semi-dryなどCAVAのタイプが決定される。(CAVAのタイプに関する詳細情報はこちらへ) 10. 最後のコルク栓をしてワイヤーをかける。 11. 瓶を洗浄して、ラベルを貼り、箱詰めする。 12. 出荷。 さて、CAVA製造に関する一通りの説明を受けると私たちは、30人乗りくらいのトロッコに乗せてもらい、実際の地下蔵を案内してもらった。トロッコが勢いよくスタートし、地下蔵の細い道を駆け抜ける。右の写真を見て欲しい。このように実際のCAVAが保管された細い道をかなり長いトロッコで走り回るのである。カーブの時、何度もボトルの棚に当るのではないかと心配してしまった(どうやってトロッコの運転を練習するんだろうとか)。CAVAの勉強だけでなく、こうしたエンターテイメントもあって本当に楽しむことができた。
しかし、本当の楽しみは最後にあった。試飲のお時間である。ラベルは、先にも述べた“Anna De Codorniu”だ。微炭酸でやわらなか口当たり。繊細だがキリッと筋の通った優雅なアロマ。そして爽やかな味わい。ホントにうまい!(3杯くらいおかわりしている人も見受けられた)。 ところで、以前にCAVAの方がシャンパンよりコストパフォーマンスに優れていると書いた。その大きな要因のひとつがこうしたトロッコにあるという。つまり、シャンパンより歴史の浅いCAVAは、地下蔵作りの当初から、ワイン運びにトロッコを使用したり、ワインの積み卸しをゲージに入れてフォークリフトで行なったりという、品質に悪影響を与えない範囲での機械化が積極的に行なわれてきたのだ。これにより、非常に素晴らしいCAVAを低コストで提供できるようになっているのである。 感動した私たちは、“Anna De Codorniu”を3本とロゼを1本(バルセロナに帰ってその日に飲んだ!)お土産で買って帰った。 つぎ〜! 戻る! |
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