top image

あけましておめでとうございます


 2002年。あけましておめでとうございます。
当コラムも2年目を迎えることができました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 さて、今年最初にどんなアルコールをお飲みになりましたか?たぶん、大晦日から飲みはじめて新年を迎えた方ですと日本酒が多いのではないでしょうか。

 でも、ここはグッドビアライフのサイトです。やはりビールのお話しをしたいと思います。。。なんて、そう思ってはいたのですが、実は2002年の初飲みはビールじゃなかったんです。ごめんなさい。こんな調子で先が思いやられますが、今年一発目のアルコールはコレッ!

Su Majestad -A. R. Valdespino-

jerez バルデスピノ家のス・マスタヘッド(“皇帝陛下”という意)です。これは、ソレラ・システムで貯蔵されたオロロソタイプのシェリー。年のはじめにこのような素晴らしいお酒と出会えたことに本当に感謝いたします。

 なぜ、このお酒が素晴らしいのか。ご説明いたしましょう。

 バルデスピノ家は、1340年からシェリーを造り続けている由緒正しいメーカーです。大企業ではなく、家族経営で、少量ではあるが品質の高いシェリーを何世代にもわたって造りつづけてきたのです。いわば、知る人ぞ知るシェリーだということです。

 ところで、シェリーは、正式には『ヘレス・ケレス・シェリー・イ・マンサニーリャ・サンルカール・デ・バラメーダ』と呼ばれています。スペインでは、シェリーでは通じません。ヘレス(jerez)と言います(発音的にはヘレースですが)。

 では、なぜ日本ではシェリーと呼ばれているのか。イギリス人(アメリカ人だったかも?)が長過ぎる名前を嫌ってシェリーと言っていたところ、それが世界に広まってしまったというわけです。というわけで、現地の呼び名を尊重して、ここからヘレスと表記させていただきます。

 ヘレスは、おおまかにいうと『フィノ』と『オロロソ』の2種類に分類できます。オロロソは、ワインを酒精強化してアルコール度数を18度まで上げ、酸化熟成させたヘレスです。

 ところで、ヘレスにはソレラ・システムと呼ばれる独特の貯蔵方式があります。これは、新酒と古酒をブレンドして品質を均一に保つことを目的にしたものです。

 まず、新酒は、4段〜5段の樽が積み上げられているセラーに運ばれ、その最上段に置かれます。ある時期が来ると新酒の一部を上から2段目に移します。さらに、2段目の樽は3段目へ、3段目の樽はその下へというような繰り返しを行なっていきます。つまり、一番下の樽が一番古いヘレスとなるわけです。

 この一番下のヘレスには時として、100年を超えるような古いものがあります。そして、1340年創業のバルデスピノ家には、凄まじく古いヘレスがあるのです。

 では、『Su Majestad -A. R. Valdespino-』には、どれくらい古いヘレスが使用されているのか。な、な、なんと200年+(古すぎて正確にはわからないらしい)。

 合掌。

 今年、1年。いろいろな素晴らしいお酒と出会えますように。―――END



RETURN

bottan
About Us | Mail to Webmaster
Copyright 2001-2004 Good-Beer-Life. All rights reserved.