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税金はビール醸造における大き過ぎる固定費だ


ちなみに世の中で議論されているのは、『企業努力によって安い価格の発泡酒を成功させたのに、それが売れるようになると税金を上げるとはケシカラン』ということについてだろう。だが、私は『発泡酒の税金が高くなる』ことではなく、別のことで文句を言いたいのだ。

まずは、こちらの図を見ていただきたい。これは各酒類の酒税とそれをいろいろな角度から見たものである。

発泡酒の価格は低いが、税率は他の酒類と比較するとかなり高いことがわかる。しかし、ビールはそれ以上だ。たとえば、1缶200円のビールを醸造するには、税金がコストとして37%もかかる(こんな商品、他にあるのだろうか)。発泡酒は、1缶130円として、21.5%の固定費だ。

酒税は、例えて言えば、有名ビルに出店するレストランのショバ代みたいなものだ。絶対的な固定コストがひっ迫すれば、その他のコストを削減するか、価格をあげるしかない。

消費者のビールの味の好みがますますドライ&ライトになっているという理由はあるだろうが、私が思うに、大手ビールメーカーは、37%もの固定コストがかかるビールよりも発泡酒が売れた方が、作るのも楽だし、利率も良いと考えているのではないか。

だから、企業努力した部分は、『マーケティング』と『雑酒をいかにしてビールっぽく仕上げるか』という部分であって、『価格』ではないんじゃないのか。

よって、『消費者の味方』みたいな見方をされている発泡酒の税率アップに反対している大手メーカーは、実は消費者のためではなく自社の数字を気にしているだけなのではないか。

もしそうだとすると、37%の固定費を支払わなければならないビールから21.5%の発泡酒に移行しているのは、企業努力ではなくビールメーカーとしての逃避なのではないか。

そんな印象を私たちグッドビアライフは受けている。

ここまで言っておいてなんなのだが、このページは、大手ビールメーカーを非難することではないので、話をもとに戻そう(じゃー、なぜこんなことを書いたのかと言うと、消費者の皆さん、大手メーカーにだまされないでね!ってことを言いたかったのだ。それに少なくとも、こういう穿った見方をする者がいても良いんじゃないかって思うしね)。


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bottan
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