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妻はソムリエール!じゃない方がいい・・・


 玉村豊男氏の「私の妻はソムリエール」というエッセイを読んだ。要約すると、

最近、若い女性のあいだで、ソムリエになるための勉強をするのがはやっているが、現実として、自分の妻がソムリエールだったら、毎日が大変だろう。仕事から帰って来たら、「あなた食前酒は何にします?キール?それとも?」とか。ビールが良いと言うと「銘柄は何します?」とか。なんでも冷えてれば良いよ、と言うと「シャンパンなら、ボランジェとテタンジェが冷えてますわ」などなど。こんな感じだったらちょっと恐い、でも案外それに近いかも。。。

 という内容だ。

 では、もし私の妻がソムリエールだったらどうか(絶対にあり得ない話しだけど)。私はものぐさだし、優柔不断なので、何を飲んだら良いか、いろいろとリードしてくれるのは有り難いかもしれない。

妻「あなた、食前酒は何にします?」
私「う〜ん、今日は何料理なの?」
妻「今日はおフランス料理でございますわ」
私「んじゃ、それに合ったヤツ」
妻「んまぁ、あまりにも漠然としてらっしゃるのね」
私「料理に合って、旨けりゃなんでもいいよ〜ん」

妻「あなた、次は舌平目のムニエルですわ。飲み物はどうなさいます?」
私「んじゃ、それに合ったヤツちょうだい」
妻「白にしましょうか。シャルドネ?リースリング?」
私「ん〜と、合うのならどっちでも」

妻「次のホロホロ鶏には何を合わせましょう?」
私「ホロホロ鶏に合う、旨いヤツ!」 妻「・・・」

 これじゃ、即離婚だな。まぁ、私に限らず、男ってこういう曖昧なヤツが多いけど、妻もソムリエールなんだから、ビシッとこの料理にはこれをお試しくださいと言ってくれないとこっちだって困ってしまう。

妻「あなた、この魚料理には、このワインを試してみて」
私「えっ、その組み合わせは生臭くならないかい?」
妻「と、思うでしょ。ところがこのドレッシングで和えると、ぴったりマッチするのよ〜。研究したんだから〜。」

 って感じでさ。

 でも、その感性が私とズレてても、即離婚になるかもなぁ。内心、「いや、それでも生臭いと思うぞ!」なんてことを考えつつ、「ホントだ〜、美味しいよ、ハニー!」なんて何十年も言い続けらんないもんな。旨いと思うポイントが違うんだもの、仕方ないよね。

 やっぱり、私の妻もソムリエールじゃない方がいいかなぁ。。。

―――END


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bottan
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