チベット紀行 第五日目 デプン寺
デプン寺は、チベット最大規模の僧院で、まともに観て回ったら数時間はかかるという。ヨウさんいわく、昨日のポタラ宮と同じくらいだという。しかし実際には1時間ちょっとしか廻らなかった。たぶん、デプン寺に着いた最初の時点で、私の奥さんが体力の限界に来ていたので短縮ルートを取ってくれたのだと思う。
デプン寺は、ラサ市内から12キロほど離れた山腹に建っている。入り口からメインの寺院まで10分ちょっと坂道を登らなければならないのだが、その間こっちは息が苦しいのに、ずっとチベット人の子供に「マネー」「マネー」とせがまれ続け、根負けして1元あげてしまった。これで、どんな観光客でもねばり続ければもらえるんだ!という認識を与えてしまったことだろう。後に続く観光客のみなさん、ごめんなさい。
チベットの人たちをまじかに見て、ほんとにお風呂に入ってないんだなぁと実感した。空気が乾燥していて汗をかかないから入る必要がないのだと聞いていたのでヨウさんに確認すると、チベット人は一生のうちに3回お風呂に入るという。一回目は、産まれた時。産湯というヤツだろう。2回目は、結婚する時。そして3回目は、死ぬ時。結婚できない人は一生のうち、2回しか入れないのか。。。と思ったが、しかし、それでも本当に臭くないんだよね。ヤクのバターっぽい匂いはするけど。それと実際に昨日シャワーを浴びて思ったのだが、シャワーを浴びると皮膚から脂分が抜け過ぎて、肌がカサカサボロボロになってしまうのである。やはり空気が乾燥しているせいだろう。だから石鹸を使ってタオルで擦るなんて論外で、皮膚の上にアカを蓄積させていった方が身体に良いんだろうなぁと思った。
それから、チベット僧は産まれた時、川の冷たい水に浸けられて生き残れるか生命力を試されると聞いたが本当か、とも尋ねてみた。本当だと言う。それだけではなく、産まれてすぐ、身体中にヤクのバターを塗って一日外に置かれる、とも教えてくれた。チベット人の皮膚が黒いのは単なる日焼けではなくて、身体に塗られたバターが強い日差しで焼けこげてしまうからなのである。ただ最近では女の子に対してはしなくなったそうだ。
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寺院の入り口でこんなモノを発見。太陽光でお湯をわかしているのだ。別のガイドさんが、紙を燃やす実演をしてくれたが、ホントに一瞬で燃えてしまった。すごいパワーなのだ。実際、ヨウさんの家でも、特に電気は使わず、全部この機械(?)でまかなっているという。こりゃー、これからの環境問題を解決するスーパーマシンだと思ったが、日差しが超強く、いつも晴れているチベットならではのものなんだろうなぁ。
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寺院の部屋の中。もちろん撮影は有料。
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部屋の中の別ショット。棚にしまってあるのは、すべてお経。こういう部屋がたくさんある。
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山の中腹に見える骨組み。ここにショトン祭で有名な、一枚布の巨大タンカ(掛け軸)が掲げられる。
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巨大仏像。ポタラ宮もデプン寺も、こういうのばっかりです。
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手前が、ダライラマの像。あれ?開祖のツォンカーパだったっけ?スンマセン、忘れました。チベット人はこういう像が着ている裾に頭をつけてお祈りをする。奥のガラスの中に見えるのが、高僧のみ作られる石塔(墓)。あの中に活仏が入っている。ちなみにこれはすごく小さい方で、ポタラ宮にあるダライラマ5世の石塔は、高さが12.6メートルあり、3トン以上の純金が使われているそうだ。ちょっとだけ削って帰りたい・・・
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デプン寺の外観
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