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チベット紀行 第六日目 ヤムドク湖


 ヤムドク湖は、チベット三大聖湖のひとつと言われている。ラサ市内から車で約2時間半くらいのところにあるのだが、昨年までは道が舗装されていなかったため6時間半かかっていたという。チベットは急速な勢いで近代化しているのだ。市内の開発はバンバン進んでいるので、きっと一年前に行った人とはまったく違った風景を見ているんだろうと思った。チベットの大自然を満喫したいなら、早めに行った方がいいだろう。
 ちなみに私たちは、チベットなら星がすごく綺麗なんだろうと思っていた。確かに東京よりかは見えるのだが、ラサ市内はもう都会なのでほとんど見えないと言ってよい。だからヨウさんに無理を言って、夜中の1時過ぎにタクシーで星が見えるスポットに連れていってもらった。市内のはずれにある河川敷だったのだが、道路沿いにあるため蛍光灯が明るく、それほど感動するものではなかった。この場所はJTBの星空ツアーの場所と同じだという。ヨウさんは、みんな満足して帰るよ、と言っていたがそれは文句を言わない日本人なだけだろう。私たちはもっとまわりが暗いところへ連れて行って欲しいとリクエストし、場所をさらに二度ほど変えた。最後はかなり暗い郊外の住宅開発地区まで来たのだが、最高に感動するというものではなかった。遠くにラサ市内の明かりが煌々とついていたからだ。
 翌日、私たちは正式なツアーとして、完全に真っ暗なところへ連れて行って欲しいとお願いした。タクシーで勝手に行ってしまっても良いのだが、チベットの運ちゃんはまだ雲助的なところがあるので、安全は保証されない。旅行代理店に手配してもらう運転手なら身元がしっかりしているので安全だ。値段は920元(約1万3千円)であったが、もしものことを考えれば安いだろう。
 まわりが真っ暗な星空ツアーのスポットとして選ばれたのが、ガンデン寺だった。ラサから約50キロ。車で約2時間。標高4300メートル。ヨウさんも、運転手さんも、夜のガンデン寺ははじめてだという。確かに真っ暗な中、舗装されていないクネクネと曲がる山道を1時間も登るのは至難の業であり、普通は行かないよなぁと思った。しかし、夜空は最高であった。天の川がハッキリ見えたし、流れ星もたくさん見れた。私たちの求めていた感動がそこにあった。そしてヨウさんも、運転手さんも、こんな星空がチベットにあったとは知らなかったという。
 10時半頃に着いた時、ガンデン寺には少し灯りがついていたのだが、裸電球の柔らかい光で気にならなかった。逆に闇夜に少し浮かび上がったガンデン寺と星空のマッチングが、ものすごい雰囲気を醸し出していてよかったと思う。11寺半頃、帰る時には、ほとんどの灯りは消えていたので完全闇夜を期待するならもう少し遅く着く方がいいだろう。運転手さんはイヤがるかもしれないけど。。。

ヤムドク湖
「トルコ石の湖」と言われる、ヤムドク湖。湖の向こうに見えるのが、7191メートルのノジン・カンツァン峰。


ノジン・カンツァン峰
ノジン・カンツァン峰のアップ。ちなみに私たちはチベットに来たら、チョモランマがどこからか見えるだろうと思っていたが、ラサ市内からはもちろん、ここからもまったく見えなかった。やっぱチョモランマは甘くないのですね。


4990メートル
海抜4990メートルの看板の前。チベットの人たちと一緒に撮ると有料です。


トイレ
ヤクの糞で作られたトイレで小用中。さきほどの看板より10メートル以上は高いところにあるので、5000メートル越え達成!だと思う。


糞とゴミ
ヤクの糞とゴミ。結局、人間って・・・


軍事施設
頂の上にある白い丸ぽっちが、標高5100メートルの世界一高いところにある軍事施設だという。


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