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ブルートレインで下関へ


 12月12日(月)18時03分。東京駅発、大分行きのブルートレイン「富士」に乗り込む。日本海旅行のはじまりである。
 私は、出発時刻の40分ほど前に東京駅に到着し、寝台列車の中でする宴会グッヅを物色した。
 東京駅の中にはなんでもある。中華料理、イタリアン、回転寿司、本格的なワインショップ、さらには定期的にライブまで行なわれている。改札の外にでなくても数時間は退屈することなく過ごせるだろう。
 野菜専門の総菜屋と聘珍楼で何品か選び、お腹がすいた時の保険用に助六寿司をご飯ものとして用意。酒は日本酒の良いやつが見つからず、先述のワインショップで赤ワインの小瓶を購入した。内心、日本海旅行なら日本酒じゃねーのかよっ!と自分に突っ込みたくなったが、明日からずっと日本酒だから、今日くらいはまぁいいだろうと早くも妥協の様相。こんなんで大丈夫なのだろうか。
 下関までの乗車時間は、14時間と30分。飛行機ならば大平洋を横断できる。そう考えると飛行機というものはスゴイ発明だ。しかし、テクノロジーやスピードは人類の発展にとって確かに重要で必要なものではあるが、レトロやスローといった言葉も人類の心の安定には欠かせないものであろう。そして今回の旅は、鈍行でトコトコと行く旅なのだ、と物思いにふけりつつ、小松菜のおひたしを口にした。(といっても、ブルートレインは正確には特急なんだけどね)とまたしても自分に突っ込んだ・・・

富士
ブルートレインは10号車のB寝台。東京を出た時、私を含めて1両に3人しか乗っていなかった(途中駅で2名ほど乗ってきた)。平日とはいえ、寂しいものである。大勢いてうるさくなるのも困りものだが、こんなんでブルートレインは存続していけるのだろうかと心配してしまった。食堂車も廃止。車内販売も翌日朝6時まで中止。今後は何が経費削減のためにカットされるのだろうか。。。


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