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皆美館の鯛茶漬け


 皆美館も山口瞳の「行きつけの店」で知った店である。景観の良さやサービスの高さで世界的に知られた旅館で、鯛茶漬けが有名らしい。山口氏は、皆美館に泊まると翌朝、必ずこの鯛茶漬けを食べたそうだ。私は宿泊こそしなかったものの、誰もが賞賛するというその鯛茶漬けをぜひ食べてみたくなり、そして地ビールと出雲蕎麦をいただいたにも関わらず、ついついお店に入ってしまった。
 鯛茶漬けは、そぼろ状になっている鯛と、同じくそぼろの卵の黄味と白味をご飯の上にかけ、鯛の出汁をかけて食べるというものであった。サッパリとしているが、滋味深く、とても美味しい。山口氏が朝食にいただくという理由がわかる。築地の竹葉亭の鯛茶漬け(胡麻和えにした鯛の刺身に出汁をかけるもの)とはまた別の旨さである。鯛茶漬けには宍道湖のシジミや海藻の佃煮や、魚の煮物なども付いており、とてもお得なセットであると思った。
 しかし、後で知ったのだが、現在ではコレド日本橋でも食べられるらしい。う〜ん、やはり宍道湖では七珍料理だけを目指すべきであったか・・・

皆美館
皆美館。泊まらなくても、1階の料理屋で食事をすることができる。料理が美味しいだけでなく、中庭の眺めもいいし、サービスもとても良い。今度はゆっくり泊まって宴会したいなぁ。


豊の秋
造り酒屋、豊の秋。松江の街中には、こういう雰囲気の建物がたくさん残っていた。これからも固有の文化を守っていってほしい。


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