top image

黄金崎・不老不死温泉


 五能線に乗りたかったのには、もうひとつの理由があった。
 JRの駅のいろんなところに貼ってある、黄金崎・不老不死温泉のポスター。あんなひょうたんの形をした黄土色の変わった温泉に、一回、入ってみたいなぁと思っていたのである。
 今回の旅行は、基本的にビジネスホテルに宿泊し、食事は外で食べるようにしていた。確かにこれだと、各地の温泉に入るのは難しいし、宿の情緒がない。しかし目的は温泉ではないし、宿ではない。いや、温泉宿でだって美味しい料理が食べられるじゃぁないか、という反論もあろう。が、温泉宿で出てくる料理というのは、どうにも形式的すぎるし、大量生産するから風味は落ちるし、そして何よりもこちらの胃袋のペース配分などおかまいなしに次から次に料理を持ってくるからすぐに満腹になってしまう。まずはゆっくり酒を飲んで、みたいなことは基本的に許されない。しかも、出される量がめちゃくちゃに多い。これではデブって行くだけだ。
 残せばいいじゃんと思うかもしれないが、それは私にはできない。食事とは、旨い物を第一に追求するものではなく、命をつなぐ行為である、ということを決して忘れてはいけない。そして農家、漁師、料理人に感謝するものである。だから私は残さない。どんなにまずくても頼んだ物は食べ尽くす(どうしても食べられず残してしまうこともあるが・・・)。というか、残すと食べ物がかわいそうだ、と思っているのである。だから、食べ切れないような温泉宿の夕食を自ら進んでわざわざ選択したくないのである。もちろん、一泊くらいなら良いが、今回は10泊の旅行だ。だからビジネスホテルを選んだのである。  しかし、黄金崎・不老不死温泉に泊まれば、車も持っていない私はここで食事をするしかない。ノーチョイスである。それでも、ここのひょうたん型の温泉に入ってみたかったのだ。

不老不死温泉
念願の不老不死温泉に着いた。このひょうたん型の温泉は、海辺に作られているため、大波の日はザバンザバンと海水が風呂の中に入ってくる。というわけで、本日、入浴禁止!ガーンッ!ショックだ。温泉に手を入れてみると、海水がたくさん入ってしまったせいだろう、かなり冷たかった。翌朝、チェックアウト前にチャンスがあれば入りたかったのだが、今度はまだ湯をはっていないという。一体、なんのために来たんやねんっ!
ちなみに黄金崎・不老不死温泉のシーズンは、どうやら夏らしい。白神山地の山登り客などが多く訪れ、予約をしようにも1ヵ月待ちくらいになるらしい。どうりで、すぐに予約できたと思ったよ・・・トホホ。


波
お風呂に入った時の目線から見える波。いや、すげーっす。


食事
やっぱり最初から並べてあるのって好きじゃないんだよねー。でも、水貝とか、鮑ステーキとか、なかなか美味しかった。青森は鮑が有名なのだろうか?それとここには写っていないが、ワカメ100%のソーメンもなかなかイケた。アンコウの皮の肝味噌和えも美味しかった。東京では、アンコウというと居酒屋のアン肝くらいで、皮や身はあまり食べる機会のない魚であるが、日本海側では珍しいものではなく、日常的に食べられているようだ。また、めずらしいものでは、アピオスというイモの一種を食べた。見た目は小さいマメのような感じで、ホッコリした食感である。最初、それが何かわからなかったので女将さんに聞くと、「アピオスっていうイモなんです。このへんで作っていて、3つ食べると鼻血ブーよぉ」と教えてくれた。どうやら、たいへん栄養価のあるものらしい。


ぶなの森ビール
田沢湖ビール社の「ぶなの森ビール」。白神山地を擁する秋田のブナの樹から採れた「ブナ天然酵母」を使った日本で初めてのビールらしい。水も奥羽山脈の「ブナの水」ということで、かなり地元にこだわった地ビールだ。味的には、突出したものはないが、優しい飲み口でなかなか美味しい。


青森海鮮市場のヒラメの話しに行く




RETURN

bottan
About Us | Mail to Webmaster
Copyright 2001-2005 Good-Beer-Life. All rights reserved.