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青森海鮮市場のヒラメ


 青森の寒ヒラメ。白身の王者を味わうため、青森に立ち寄る。
 いや、鯛こそが王様だ!という反論もあろう。確かに鯛は旨い。しかも、恥ずかしながら鳴門の鯛を食べたことがないので、まだ白身を語るには早いのかもしれない。また、夏のコチや秋のアイナメ、冬のアラなども相当旨い白身だと思う。しかし、それでも冬の青森のヒラメは別格だと思っている。
 青森なら大間のマグロじゃぁないのか、という話しもある。だが、マグロは1週間ほど熟成させる必要があるので、鮮度命というわけではない。港が一番、というワケではないのだ。それに銀座には金持ちがたくさん集まってくる。マグロこそ最上級のものは築地に送られてしまうだろう。まぁ、そういう意味ではヒラメも同じことなのかもしれないが。。。

 というわけで(唐突だけど)、青森駅前のAUGAというビルの地下一階に入っているという海鮮市場を訪れ、ヒラメを見て、食べたいと思っていた次第なのである。
 が、行く前は、AUGAという横文字から、ここは観光客目当てのたいしたことない市場なのではないかと勘ぐってしまっていた。しかし、実際に見てみるとこれはリアル市場だと感じた。市場に本物も、嘘もあるのかと言われそうだが、本物の魚が本物の客のために売られていると思った。
 本物の客とは、地元の生活者(消費者&プロ)である。なんとか良い物を安く買おうとしている大勢のお客で活気がすごい。それにほとんどが計り売りで、刺身数切れをパックで売るような小売店は見当たらなかった。店側も、客側も、青森市民の魚にかける情熱はすごいなぁと思った。
 見当たらなかったといえば、ヒラメである。魚屋が100軒はあろうかというこの市場に、ヒラメが一匹もいなかったのである。青森といえばヒラメだと思っていたのは幻想だったのか・・・。自分の勘違いに少しガックリしながら、昼食のため場内の寿司屋に入った。
 寿司屋では、「大間の本鮪、5貫500円」とか、「大間の本鮪の中落ち丼、1000円」といったメニューがあった。カウンター前のネタケースに、立派な鮪が横たわっている。しかし、ヒラメは見当たらない。大間の鮪の攻撃に負けて、もうヒラメはあきらめ、鮪にすっかなぁ〜と思ったのだが、もしかすると海鮮丼の中にヒラメが入っているかも知れないという淡い期待を抱いて、お薦めだという海鮮丼オーダーしてしまった。
 海鮮丼は、大間の本鮪(大トロ2切れ)、ボタンエビ、スルメイカ、ホッキ貝、ホタテ貝、カンパチ、サーモン、ウニ、イクラ、トビコ、カズノコ、卵焼きが入って、2,300円。結局、ヒラメは入ってなかったが、ネタはどれも最高であった(寿司飯の味付けは好きじゃなかったが)。これはこれで良い体験であった。

海鮮市場
AUGA内の海鮮市場。寿司屋のオヤジさんに、ヒラメはないの?と最後に尋ねたところ、時化で一匹もあがってない、とのこと。山口県からずっとバッドタイミング続きだ・・・ショック。


青森
ここまで、北上するたびに寒くなっていたが、青森はかなり暖かかった。が、除雪された雪の量を見て、前日までの寒波のすさまじさがわかった。


新鮮魚介の炉端焼きの話しに行く




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