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トッピングについての不満ラーメンを頼むと、チャーシューやメンマなどの具が必ず乗っている。麺とスープだけ、というのはごく少数である。ここから、ラーメンは麺料理やスープ料理ではなくて、麺とスープと具が混在した一品料理であることがうかがえる。戦後の貧しい時代のころを反映してか、栄養を具で補おうとしているのかもしれない。が、これだけグルメと言われるようになった現代において、外食で、しかも嗜好品で栄養を補おうと考えてる人がいるだろうか。もちろん、一日3食ラーメンを食べる人にとっては、野菜やタンパク質が具として乗っていることが重要なのかも知れない。しかし、単に美味しいものを味わいたい者としては、どうにもこの具というものが中途半端に思えて仕方ないのだ。トッピング単体として不味いことが多いし、一律同じであるのならば、そろそろその値段分、具はいらないから麺とスープを美味しくして欲しいと思うのだ。 ●チャーシュー: パサパサか、脂コッテリにしか出会ったことがない。 不味い理由として、 1. もともとの豚があまり美味しくない 2. 実際はチャーシュー(焼豚)ではなく煮豚だから 3. 開店前にスライスしてずっと外にだしっぱなしで風味が落ちているから、 などが挙げられる。1のもともとの豚がまずいというお店は多い。チェーン店や生産性重視のお店であれば、仕方がないのかもしれない。だいたい「だってチャーシューは乗せるものでしょう?」くらいにしか思ってない店が多い。しかし、チャーシューが不味ければ、ラーメンのタレもまずいという悪循環が生まれるのではないだろうか。2の焼豚ではなく実際は煮豚を使っているというお店はあまりにも多い。私の個人的考えであるが、料理の手法として、煮豚より焼豚の方が勝っていると思う。チャーシューというからには、ちゃんとオーブンで焼いて欲しいと思う。あと、最近はチャーシューを炙ってくれるところもあるが、煮豚のスライスをいくら炙っても美味しいワケがない。本末転倒である。3は、大量生産重視のお店にありがちなパターンである。切って、ずっと外に出しっ放しでは美味しいワケがない。美味しさよりも、客の回転率を考えている明らかな証拠である。そういうことをやっているのは、ラーメン屋と回転寿司くらいのものである。一回、一回、ちゃんとスライスしなさい、と言いたい。 ●メンマ: 意外というか、メンマに結構こだわるというお店が多い。そのせいか、美味しいメンマには何度も出会ったことがある。しかし、何故乗せる必要性があるのかな?どのような店のどのようなメンマにおいても、ラーメンとメンマがより美味しい相互関係を築くという例に会ったことはない。であれば、意地悪な言い方だけれど、メンマに心血注ぐ必要はないのではないか。ただ、私はメンマ大好き人間であるので、どうせならメンマが必要であって欲しい。だから、ラーメンとメンマの関係に対して、「こうだから必要なんだ!」という思いを持っている人がいれば教えて欲しい。 ●海苔: まず、旨い海苔に出会ったことがない。良い海苔はコストが高すぎるせいであろう。それに日本料理の場合、海苔がパリッと焼けていることに心を砕くようだ。しかし、脂ギドギドのラーメンスープに海苔を入れるなんて、海苔をわざわざ不味くする行為だと言いたい。サッパリタイプのラーメンでトッピングされていた岩海苔は良いと思ったことはあるが、現代のこってりしたラーメンに普通の海苔は合わないでしょと思う。 ●ネギ: 背脂コッテリのラーメンには、味の緩和材としてネギは欲しいところだが、一律にどこでも乗せるのはそろそろ考え直した方が良いのではないか。繊細な味や香りを追求するラーメンには合わないと思う。まぁ、実際問題、ネギの質そのものによるのかもしれない。柔らかく甘い味のするネギであれば、トッピングとしてOKであるが、多くのラーメン屋に使われているのは普通の辛いネギである。薬味に対しても再考察すべき時期に来ている。 ●タマゴ: 単純に飾りだけでしょ?必要ないんじゃない?なんて思っている。でも、あると嬉しいよね。 というわけで、トッピングを考えていくと、麺とスープと具という三位一体の一品料理としては必要不可欠であるが(あたりまえ)、具が麺やスープの旨さを最大化するという関係性を見ることはできない。チャーシューのタレは、スープ形成に必要であるが、不味いチャーシューであれば、タレのためだけに使えば良い。具としてのチャーシューが、麺やスープの旨さを引き出すのだろうか。 そう考えると、トッピングなんてどうでも良いジャンという境地になる。カケソバならぬ、カケラーメンみたいなのがあってもいいんじゃないかと思う。言い換えれば、素うどんならぬ、素ラーメンだ。麺とスープ、これだけに心血注いだ一品を誕生させてから、トッピングというものを考えて欲しい。今あるラーメンというのは、なんでもかんでもメンマ、チャーシュー、海苔を乗せましょうというような様式美としてのラーメンに過ぎなくなっていないか。昔はそれで栄養を採るという役割を果たしていたのかもしれないが、今日ではなぜ故に?という疑問を生じさせる要素にすぎない。素ラーメンであっても、極めていれば1000円しても食う人はいると思うのだが・・・。 |
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