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一万円カレーを食す!●ついに登場、一万円カレー ついに一万円カレーが登場した。お皿には、先ほど香り付けされた伊勢海老とアワビ、そしてこれでお腹がいっぱいになるんだろうかと不安になるくらいのわずかなご飯が乗っている。カレー自体は銀色の器に別盛りで登場。色は、薄い焦茶色。見た感じ、かなりモッチリしているようだ。きっと小麦粉をたくさん使っているのだろう。昔ながらのカレーによくあるタイプだ。付け合わせは四種類。玉ねぎの醤油漬、ラッキョウ、福神漬、そして、ミカンだ。それらが燭台みたいな形をした容器に仰々しく盛り付けられている。
さぁ、味わう瞬間がやってきた。まず、ご飯だけを味わう。ウム、炊けてから数十分経過している普通の軟らかめのご飯だ。少し塩気を感じたが、カレー用に調整されているのだろうか。しかし、サフランライスとかバターライスほど、わかりやすく調整されている感じではない。 次にルーだけを食べてみる。ウム、やはりたくさんの小麦粉を使ってモッチリさせている。ルーは、ルーだけであり、中にコレといった固形物は見当たらない。すべて煮崩してあるのだろう。ベースは牛スネ肉と鶏ガラを使ったブイヨンと、大量のタマネギだと思われる(なんちって)。インドカレーのようにスパイシーではなく、欧風カレーのようにトマトをベースにした酸味もない。かといって和風カレーみたいなシンプルな味でもない。では、一体どんな味なのか。それが適切に表現できたら、私はとっくに料理評論家になっているだろう。まぁ、あえて言うとすれば、「日本式の洋風カレー」であろうか。 30cmはゆうに超えている(ちゃんと測ったわけじゃないので、たぶん)、伊勢海老の尾の身を食べてみる。ウム、天然物しか存在しない伊勢海老で、これだけ大きなサイズになれば、相当な値段がするだろう。円筒形の身は弾力に富み、プリプリである。これでかなり感激する人もいるのではないか。私もスゴイと思うし、これはこれで旨い方だとは思うが、甲殻類はやはり活きているものを使用すべきであり、中まで完全に火を通してはいけない(と、思う)。 アワビはどうか。ウム、柔らかい。これは下処理されているのだろう。だから最初の大きさはわからないが、20cm弱くらいだろうか。確かにアワビは活けの物を使うよりも、こうした味付けを事前にしておいた方がカレーとの調和がはかれるだろう。活アワビを横で焼いたらどうかと思ったのは、行き過ぎであったようだ。反省反省。 そしてついに具材とカレーの合併作業に入る。まず、伊勢海老とカレーで食べてみる。これがなかなか旨い。刺身なら醤油だが、火を通すと味や香りが活性化されるため、カレーの強い個性にも負けないのだろう。アワビとカレーの相性もなかなかイケている。ご飯とカレーで食べるのも美味しい。そうこうしているうちに、伊勢海老とアワビの下に、一辺が1cmくらいのサイコロのように賽の目に切られた、バターでソテーされたジャガイモとニンジンを発見した。色合いがなかなか綺麗だ。ちゃんとした歯ごたえがありつつも、とても柔らかく仕上がっている。日本のカレーにニンジンとジャガイモはつきものだが、このような形で登場するとは思わなかった。なかなかオシャレである。もちろん、ニンジン&ジャガイモとカレーの相性も良かった。 「ア、アワビの肝がないっ!」の話に行く |
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