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ミュンヘンで、ヴァイツェンを飲みまくる!!


 ついに憧れのミュンヘンにやってきた。

 ミュンヘンは、私の大好きなヘーフェ(酵母入りという意味)・ヴァイツェン(小麦ビール)を醸造している街なのである。日本の地ビールメーカーもかなりの確率でヴァイツェンを作っているが、実際にミュンヘンを訪れたことのあるビアテイスターによると、香りがまったく違うという。本場ミュンヘンのヴァイツェンがどのようなものか、どーしても知りたかったのである。だから、今年ドイツでワールドカップが開催されると知った時、日本の試合がどこの都市で行なわれるかということはまったく眼中になく、ただただミュンヘンの会場を選択したのだった。

 ミュンヘンは、まさにビールの街であった。いたるところにオープンテラスのビールカフェみたいな店がある。それになんといっても値段が安い。日本の飲み屋だと、500mlで1000円以上もするヴァイツェンが、2.4ユーロ(360円)とかっていう驚異の価格。チープに作った大量生産品のバドワイザーとか、発泡酒が安いっていうのとはワケが違う。ヴァイツェンビールがそんな値段でたっぷり飲めるのだ。ミュンヘンに住みたい・・・。

 日本では安くて旨いというのはほとんどあり得ないけれど、外国だとなぜか存在するのである。旅行中は何でも安く感じてしまうという錯覚なのだろうか。しかし、ベルギーのビールも、フランスのワインも、スペインのカバも、イタリアのピッツァも、信じられないくらい安くて旨いというモノに実際に出会っている。たとえば、日本の日本酒で、そういうポジションにある銘柄があるだろうか。信じられないくらい安いものは、やはり信じられないくらい不味い。そこそこのものはそこそこで、めちゃ旨いものは、高い。資本主義経済社会ではそれが当たり前、ごくごく順当のことであるが、それは同時に日本文化の誇りを捨てたことと同じなのである。日本には素晴らしい酒文化があることは認めよう。しかし、他国から羨ましがられるような大衆酒文化はない!

 魚も旨いものは高い。しかし、地方へ行くと、時々、旨くて安いものもある。それはサスガであるが、東京では皆無だ。結局、消費者が見てくれ重視だっていうのも問題があるだろう。一局集中で、東京ばかり人が集まったって、文化が育たなければ、継承されなければ、日本を捨てることと一緒である。

 話がそれてしまったが、ミュンヘンのヴァイツェンビールはそれほどまでに世界に誇れる大衆ビール文化だったのである。感動した!

ビアガーデンに関する情報は、こちらが詳しいみたいなので覗いて見てちょー

ヒルシュガルテン

最初に訪れたのが、ヒルシュガルテン。約8000席もあるミュンヘン最大のビアガーデン。この日は、グループリーグのドイツvsエクアドル戦があり、ヒルシュガルテンでも試合を生中継するとかで、ドイツ人の応援客が徐々に集まり、最後には超満席状態になった。ゴールが決まるたびに大盛り上がり!(3-0でドイツの勝利)たぶん、その場にいた日本人は我々だけだったんじゃないかなー。横の席にクレイジーなドイツ人がいて、最初はどっかに行けよ!と思ってたけど、最後は一緒に盛り上がってそれがドイツ旅行一番の思い出となった。結局、旅行っていうのは綺麗な景色を見たり、美味しいものを食べたりするよりも、現地の人と話したりできるっていうのが一番インパクトがあるものなのかもしれん。人間は、なにをしたって人間なのだ、っていうことだろう。しかし、平日の昼間に、なんでみんな集れるんでしょうね?!


ヒルシュガルテン

右が、ヴァイツェン。左は普通のピルス。どちらも1リットルサイズで、500mlのジョッキは「スモール」なのだとか・・・。ドイツでも女性はお酒に弱いとか。だから、平日の昼間とかの場合、「ラテラー」という名称のレモネード割ビールを飲むのだそーだ。勤務中でもビールはアルコールではないのでOKみたいです。さすがミュンヘン!!


ヒルシュガルテン

右が最近人気だというソーセージのカレーソース。日本のカレールーと違って、かなり甘い味付けで私は好きになれなかった。左は、ポテト&ミートローフ。とにかく量が多いので、同じものを食べ続けるのは大変だ・・・(ゼイタク)。


中国の塔

約7000席もあり、もっとも有名(らしい)なイギリス庭園の中にあるビアガーデン。写真は中国の塔で、そのまわりにテーブルがある。ちなみに日本でビアガーデンというと、デパートの屋上というイメージが強いが、ドイツでビアガーデンといえば、森の木陰で飲むことなのだとか。まぁ、森じゃなくても、とにかく木があるというのが絶対条件なのだそうだ。これは条例でも決まっていることらしいのだが(さすがビール純粋令の国!)、やはり市民がそれを求めているらしい。などということを現地の人が言っていた。


中国の塔

だから、平日の昼からなんでみんな飲んでるんだっちゅーのっ?!なんていう私たちも、もちろん飲んだけど。


ホフブロイハウス

こちらは、ヒットラーの演説がたびたび行なわれたという、かの有名な(そればっか)ホフブロイハウス。2000人は収容できるそーだ。外の木陰で飲むのがビアガーデンであるのに対し、こういう室内タイプのものは、ビアケラーというそうだ。この日はなんと日本vsブラジル戦が行なわれていた。我等がサムライジャパンが先制ゴールを決めた時、まわりの外人たちみんなが祝福してくれた。試合はなぶり殺しの完敗だったけど、隣のテーブルにいたカナダ人が「負けたっていいじゃないか。カナダはあそこに立つことさえ叶わなかったんだ」となぐさめてくれたりして、私たちにはとっても良い体験となった。ちなみに、もちろんだけど、ヤナギサワさんはサムライではないです。念のため(笑)。


ホフブロイハウス

ここでも飲んだのはヘーフェ・ヴァイツェン。ずっと同じものを飲み続けたけど、どうやらミュンヘンではヴァイツェンといえば、酵母入りしかない模様。結局、クリスタルタイプ(濾過してある)のヴァイツェンにはお目にかからなかった。あれは輸出用なんだろーか?右側がデュンケルビール。デュンケルとはダークという意味なのだが、どうやら正式には「ドンケル」と発音するようだ。あと、ミュンヘンで「シュヴァルツ」といっても、絶対に「ドンケル」しか出てこない。デュンケルという言葉が思い出せなかった私は、ずっとシュヴァルツ(黒という意味)とオーダーしてたのだが、「これはドンケルだぁーっ!」と、レジのお兄さんに注意されてしまった。どーやらシュヴァルツは同じドイツでも、お国が違うビールのよーだ。



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