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世界最古のビール醸造所を訪れる。


 世界最古のビール醸造所と聞くと、なにやら古めかしさを感じ、一体、どんな田舎にあるんだろうと想像してしまったが、ミュンヘンの中心駅から電車でわずか20分で着いてしまった。

 ここフライジングは、かの高名なミュンヘン工科大学の醸造科もあり、約1000年の歴史を持つというWeihenstephan(ヴァイエンシュテファン)醸造所はその敷地内にあるのだという(醸造所の敷地内に大学があるのかな?わからん)。きっと、ヴァイエンシュテファンに学ぶため、そこに醸造科を作ったのであろう(勝手な推測)。そして現在、世界最古の伝統技術を持ちながら、同大学の世界最先端のビール技術を併せ持つに至った。そう考えると、ヴァイエンシュテファンのビールとは、世界最強のビールになるのかもしれん。とにかく、こりゃぁ訪れてみなければイカンと思ったのである。

 出発前、日本からヴァイエンシュテファンに醸造所の見学ツアーを申込んだ。しかし、今年(2006年)の1月1日より、バイオロジカル的なセキュリティの問題(なんだそりゃ?)と、人員不足によって、見学ツアーを取り止めたのだと連絡が来た・・・。大ショックである。しかしそれでもヴァイエンシュテファンに行ってみたい。出来たてのビールを飲んでみたい。そこで、ヴァイエンシュテファンの生ビールが飲めて、ヴァヴァリア料理を食べさせてくれるところはないか問い合わせた所、キャンパス内にある、醸造所が経営している「Braustuberl」というお店を紹介してくれた。

 歴史と伝統を大切にするヨーロッパでは、醸造所の近くにだいたい良いレストランがあったりする。中でも、醸造所に紹介してもらったお店は大当たりの場合が多い。だから、今回もそれを期待して訪れたのである。

 Braustuberlは、100人以上は座れるであろう木陰のガーデン付きカフェ&レストランといった感じだった。結構大きいのであるが、8000人規模のヒルシュガルテンとかを見た後だったので、こぢんまりしてるなぁなんて思ってしまった。キャンパス内にあるせいか、客は教授や生徒が多いようだ。やはり、醸造科の人たちなんだろうか。そんな人たちに、毎日ビールを飲まれるというのは、なにかチェックされているようで恐い。が、1000年の歴史は、そんな簡単には揺るがないのだろうなぁ。というか、揺るがせるモノでもないか。

 余談ではあるが、ビアマイスターを名乗るには同科に入学して5年間学ばなければならない、と聞いた(間違ってたらスミマセン)。日本には気軽にマイスターを気取る人もいるが、そう易々と付けて良いモノではないのである。

1040

たぶん、Since 1040という意味のマーク。スゲー。だけど、すでに建物はすべて近代化されているので、我々一般ゲストが見られる歴史的遺物は、これくらいなのであった・・・(残念)。


Braustuberlの外観

Braustuberlの外観


ドンケル

ドンケル


ドンケル・ヴァイツェン

ドンケル・ヴァイツェン


ヘーフェ・ヴァイツェン

ヘーフェ・ヴァイツェン


ビール煮込み

ヴァヴァリア(バイエルン)地方の有名なビール煮込み料理とジャガイモの団子(クヌーデル)。煮込みは皮付きの豚で、日本のラーメン屋のチャーシューのような味であったが、やはり肉料理の本場ではちゃんと皮を残して調理しているのである。その差は大きい。
ジャガイモ団子は、煮込み料理を頼むとだいたいどこでも付いてくる付け合わせ。こんな大きくて丸いの、どうやって調理するんだろうとビックリ。素朴なんだけれど、洗練されていてとても美味しかった。帰国した後、ここのサイトに勉強させてもらって、ミュンヘン料理だと言って友人にふるまった。皆さんもぜひチャレンジしてみてください。



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