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食べることを求めるのか、食べる場を求めるのか気のおけない仲間と、飲み、食べ、おしゃべりをするのは楽しい。お店の雰囲気が良ければ、なお良い気分になれる。 サヴァラン氏は、「食卓の喜びは、ただ四つの条件を備えてさえおれば、すなわち相当程度の御馳走と、おいしいお酒と、愉快な会食者と、十分な時間とがありさえすれば、食卓の快楽は十分に味わわれるのである」と語っている。 これに対して、ひたすら求道者のごとく、孤独に味を追求する人もいる。つまり、食べる場を求めるのか、食べることを求めるのかという違いなのかもしれない。どちらの意見もわかるし、どちらも正しいと思う。 ただし、食べる場を優先する人の弱点は、選択するご馳走とお酒が、食べることを求める人のレベルに比べて、それほどでもないケースが多いということだ(単なる好みの違いもあるだろうけど)。そして食べることを求める人の弱点は、一人では一回に一品しか食べられないことである。つまり、みんなでワイワイ、一度に何皿も頼むよりも、圧倒的に食事に拡がりがなくなってしまうということである。 よって、お互いが歩み寄り、協力し合うことが、両方にメリットを与えることになるだろう。 ちなみにサヴァラン氏は、こうも言っている。「これに反していかに御馳走が珍味ぞろいであっても、いくら趣向に贅が尽くしてあっても、酒がまずく、会食者の選択よろしきをえず、悲しい顔をしたものが混じっていたり、食事がそそくさと急いでなされるようでは、とうてい食卓の快楽は味わえないのである」 食事は、楽しく、ゆっくり、拡がりを持ってっつーことである。 |
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