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ダイエットと美食


 痩せたいと願いつつも、美味しいものをもっと食べたいと欲する。私を含めて、きっと多くの人が直面する葛藤であろうと思う。

 車や鉄道がなかった時代、人々は一日に何十キロ分もの距離を歩いていたという。だからたくさん食べても健康を害することはなかった。本当かわからないけれど、フランスでは一日に200個の牡蠣を前菜として食べていたという(どういう身分の人か忘れたが)。交通網が発達した今日、我々は歩く必要がない。だからジムに通ってウォーキングする。目的地まで歩けば健康には良いのだが時間がないので仕方がない。文明社会が産み出した矛盾である。

 ちなみに日本の場合、最近ではなんでも霜降りのモノが礼讃されているようだ。牛肉やマグロなどが良い例である。それにフォワグラやウナギなども、畜養してわざわざ太らせて脂をつけさせてから出荷する。自分は太るのがイヤなのに、太らせたものを食べようとしている。これも大いなる矛盾である。


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bottan
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